ストライダのハンドルバーを少し前に交換しました。
その備忘録と感想になります。
これまでの記事にした簡単なカスタム履歴は↓↓↓
用意するもの
まず、交換のメインになる新しい「ハンドルバー」
純正品だと私が今回使った少しだけぐにょんと曲がっているハンドルバー。
これの他には大きくて前に握るところが来てママチャリスタイルになるもの。
その他は元々ついているストレートバーのカーボンタイプなどがありますね。
ストッパーのピンはハンドルバーの中で簡単なスプリングで固定されているだけですので
切ったり削ったり穴を開けたりが出来る人ならば22.4mmのものならどれでもつけられます。
その場合、折りたたみ時にいい感じにできるかはセンスになってしまいそうですが……。
続いてブレーキワイヤーの末端につける「ワイヤーエンド」
普通、最初は使い捨てのものがついていると思いますので新しく用意する必要があります。
構造上、必ず必要なものでは無いと思いますしテープとかで止めてるだけでも
良いかもしれませんが見た目と耐候等を考えるとつけたほうが良いでしょう。
一度つけたら壊すか切り落として外すしかないタイプと、
ネジが切ってあって何度も脱着が出来るタイプの二種類があります。
カラーも色んなものがありますので好みで選びましょう。
必要数は2個ですが、使い捨てのタイプは結構まとまった数で売ってるのが大半です。
今回私は面白い形のものを付けたかったので何度も使えるタイプを使用しています。
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最低限はこの2つを用意すれば変更ができます。
ブレーキのインナーワイヤーは純正ハンドルバーならば付属していますし、
アウターケーブルは延長部分が付属しています。
ただつなぎ目が出来るので見た目はあまり良くないですので
今回はブレーキアウターケーブルも新しいものに交換しています。
アウターケーブルもいろいろな色が用意されているので車体に合わせて
好きな色のものに交換するのも良いと思います。
おそらく大手だと思いますが、日泉ケーブルというメーカーのアウターケーブルの
ちょうど欲しい色が不人気らしく在庫処分価格で売っていたので得した気分です。
シフト用とブレーキ用で太さが違うようなので購入時は気をつけてください。
長さは前後共に1mちょっと必要なので2.5m以上用意すると安心です。
その他として、通常の工具とは別に専用工具として
上記のアウターケーブルをカットするワイヤーカッターを用意しました。
ニッパーとかペンチでも切れないことはなかったですが断面が汚くなるのと、
やはり切れ目がぐちゃぐちゃになるので解れやすいです。
前途のワイヤーエンドキャップもカシメられるので便利です。
以上が交換にあたり、新しく用意したほうが良いものになります。
純正のハンドルバーにはブレーキレバーなどもついてきますが、
普通はそんなものは初めから付いているものを流用するものですし
その分安くしてほしいですよね。
必要な工具
6角レンチ 4mm(ハンドル真ん中のQR)
6角レンチ 5mm(ブレーキレバー、キャリパー)
ワイヤーカッター
千枚通し的なもの
先の細いペンチ(ワイヤーを引っ張り出す用)
ワイヤーカッターが専用のものでない場合はニッパー。
使い捨てのワイヤーエンドの場合はペンチも追加で。
組付け手順
1、旧アウターケーブルを抜く
2、新アウターケーブルに入れ替える
3、ハンドルバーを付け替える
4、旧インナーワイヤーを抜く
5、新インナーワイヤーを通す
6、ブレーキレバーの位置を確定させる
7、キャリパー側でワイヤーの長さを調整して止める
8、完成
リア側のアウターケーブルを抜く際は、△の頂点部分にある
保護用のスプリングが邪魔になり非常に引き抜きにくいです。
キャリパー近くの穴から無理やり引き抜くか、一度インナーを抜いてしまってから
アウターをつなぎ目まで引き抜いてハンドル側から保護用のスプリングを外す。
その後、ハンドル部分までアウターワイヤーを戻して、
インナーワイヤーをキャリパーまで通してからアウターを抜く。
私は後者の抜き方をしましたが、ハンドルまわりを通すのは非常にやりにくい。
フレームの各所に開いてる穴から硬めの長い細い棒とかを利用して
上手いことワイヤーの出口まで誘導し、出口付近まで来たら
ペンチで無理やり引っ張り出しちゃいましょう。
もし変に曲がってしまってもインナーを一度抜いた時に切り落とせますし!
アウターケーブルを切った際は千枚通し的なもので中心の穴をきれいな丸に整形します。
ワイヤーが引っかかってしまうのである程度きれいな丸になるように。
新しいアウターを入れる際は簡単に済ませるのなら
最初に保護用のスプリングを定位置まで入れて固定します。
その後、古いインナーは残したままタイコだけを切り落として
ハンドル側からキャリパーまで通せばリア側も簡単に通せます。
古いインナーを残したい場合はキャリパー側から通して三角の頂点まで通ったら、
一度インナーを引き抜いて保護用のスプリングを通したあとインナーを戻して
アウターをハンドルまで引っ張るといった感じです。
フロントは特に気にすることなく古いアウターやインナーをガイドにして
ハンドル周りだけ棒で上手く誘導すれば簡単に入れ替えられると思います。
棒をガイドにしたときはフレームの中に落とさないように注意してください。
後ろの方に穴より大きく養生テープなどを貼っておくと安心。
これで通常の交換作業は完成です。
ブレーキの調整をキャリパーで行い微調整はブレーキレバー側で。
最後にインナーワイヤーの先端にワイヤーエンドキャップを取り付けて見た目もよし。
ハンドルバー加工
今回のハンドルバーは本来の取り付け向きとは逆位置で付けてます。
周りでこの向きで付けている人ばかりでしたので正規の向きを見たことはありません。
若干前かがみになるのでお尻が前に下がりにくくなり乗りやすいと思ってます。
ただ、元々のハンドルの幅と比べると結構広くなるため少し気になりましたので
ハンドルバーの左右を切り落として使用しています。
30mmぐらいづつ切り落とした幅にしたいのですがブレーキレバーが
ハンドルの曲がる場所に干渉してしまうため片側15mmが限界かな。
ノギスで15mmを測りつつ、パイプカッターの位置を調整して切り落とし。
その後ヤスリがけでしっかりとバリを落としておきます。
特に外側のバリはしっかり落とさないとグリップが通りません。
パイプカッターを回す際に多少あとが付いてしまいますが、
グリップをつければ見えない部分なので気にせずに。
以上がハンドル交換でした。
取り付けてみての感想
曲りがある分、ハンドル周りにライトやベル、サイコンなどは
付けにくくなってしまいますが乗り心地はカナリかわります。
QRやブレーキレバーなども付属してくるので一応予備パーツにもなりますね。
畳んだ際もフレームにグリップ部分が触れるようになるので、
私のグリップのように端が金属のものでもフレームにカツカツ当たらなくなったのは良かったです。
リアのアウターケーブルの保護スプリング関係以外は手間取ることもなかったので
ワイヤーも痛みやすいとのことなので色も変えて気分転換に是非。