近所にありながらも無人島のため船代が割高なのがネックで一度も行ったことのなかった、大日本帝国海軍の首都防衛拠点となっていた猿島へカメラも買ったしと初めて行ってきました。
時期が時期なので朝イチの船で行って、2便目の船で帰ってくるという出来るだけ人が少なそうな時間に行ってずっとデッキで風を感じて感染症予防です。
使用カメラ：GX7Mk3
使用レンズ：Voigtlander COLOR-SKOPAR 35mm/F2.5
空から見つけられにくいように通路が作られているそうです。
通路の横には弾薬庫や兵舎が作られており、そのまま現存しています。
基本は要塞なので山の中。
非現実的な場所で気分が高揚しました！
70cmまで寄れないレンズではあるのですが近づけるだけ近づいてアップで撮るとキレイに写ってて、奥に向かうにつれて気持ちよくぼやけて撮ってて楽しいレンズですね。
砲台跡。
要塞なので島の各所に砲台跡があるのですが、さすがに砲台がある場所は見晴らしが良いというか狙いやすいというか。
敵艦が入ってきたときはココから撃ってたんだなぁって妄想したり。
撃ち返されることもあるのでしょう……防空壕的なものや放題の周りが一段低くなっていて逃げられるようになっていたりとか、どれ一つ同じ形状のした砲台跡は無いんですよね。
後から建てられたものか、当時も使っていたものかは分からないのですが展望台が島の一番高いところに建ってます。
現在は危険とのことで進入不可ですが一番上まで登れたら東京湾が一望できる場所だったのでしょうね。
私は見ていないので知らないのですが、この展望台は仮面ライダーの敵の基地の場所になっていた建物らしいです。
島内は歩くところは整備されているので普通に散策できるのがよいですね。
2019年の台風の影響で通れない所が何箇所かありましたが徐々に整備も進めているようでしたし道は通れなくてもスポット的な場所は全箇所回れるようにルートが確保されていました。
猿島と言ったらこのトンネル。
というぐらい一番写真で見かける機会の多いトンネル。
レンガの積み方にも種類があるらしく、猿島のようなフランス式のレンガ積みは今はもう珍しいものになっているそうです。
途中で「へ」の字型になるように作られており、入っても出口が見えないように傾斜させているそうです。
トンネル内部から上に続く階段。
今回は他人との接触を避けてササッと行って、ササッと帰ってきたかったので一人で回ってきましたが、詳しく説明をしてくれるガイド付きのツアーもやっていたので今度行ったときはツアーで回ってみたいかな。
各所の説明をもっと詳しく知りたくなる島でした。
通常ですと夏は海水浴場としても遊びに行ける島。
好き勝手には来れない場所ですので海はとてもキレイでした。
それでもゴミを適当に捨てていく人は多いらしく島の各所に捨てられたゴミが散らかっていたのは悲しいですけれど……。
途中からWBをオートから太陽にしたので青っぽい写真から少し暖色になりました。
写真も絞り優先のAで撮っていたのですが山の中の日陰で上手いこと明るがさが調整できず、ISOを固定してMで撮るようにしていったらいい具合に撮れるようになってテンション上がってきちゃいまして、140枚以上も写真を撮ってしまいました。
使い方がわかったらカメラを操作している感のあるMモードが面白くなったのでしばらくMモードで撮って遊ぼうと思います。
フォクトレンダーのレンズで好みの色合いで撮れるようになってとても楽しいですね！
ココからは島から戻って横須賀付近。
猿島への船が出ている桟橋の横にある三笠公園。
日露戦争で活躍した戦艦三笠が紆余曲折を経て武装解除されて記念艦として展示されています。
中では色々展示されていて読み物も多いのでゆっくり見て回ったら数時間は潰せるぐらいなので良かったら。
歩道と車道のガードレールも海っぽくなっているのがちょっと楽しいですよね。
今は数が少なくなった電話ボックスも灯台の形をしてます。
帰り道に少し遠回りして浦賀の方へ。
要塞であった猿島や戦艦三笠とも縁のある浦賀船渠。
すでに閉鎖されて長いですが今でも船はたくさん停まってますね。
そんな浦賀にある東西に別れた神社の東叶神社、西叶神社。
メインのご利益は縁結びなのかな。
縁を結ぶのは浦賀の渡し船。
お守りも東西の叶神社で賜ると一つのお守りになりますし、狛犬さんも普通は左右で阿吽ですが、西叶神社は口を開けてて、東叶神社は口を閉じてて離れ離れになっちゃってます。
写真……撮ってないですけれど！
こんな梅雨の晴れ間に行ってきたお散歩でした。
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