デジカメを買ってきてから毎日のように弄って遊んでいたら、親父さまが昔使っていたというフィルムカメラを頂きました。
レンズの方だけはマウントアダプターを使ってLUMIXのGX7Mk3で遊んでいましたが、折角なので貰ったセットでも使ってみようと一緒に貰ったフィルムを使って36枚撮って現像までしてみました!
使ったカメラはこちら。
カメラ:Konica FTA
レンズ:Konica HEXANON 57mm/F1.4
フィルムの入れ方
現像に出している間に新しいフィルムを入れた時の写真なので写真で下の方に残してある撮った写真で使ったフィルムとは違うのですが、フィルムカメラの使い方を備忘録的に書いておきます。
カメラによって多少違うところはあるでしょうが基本は変わらないと思うので、フィルムカメラが初めてって人でも参考程度にはなると思います。
私もこれで2回目。
今回入れたフィルムはコダックのColorPlus200。
ISO200なので晴れた日の外とか明るいところで無いと暗くて撮りにくいかもですが、500円と安かったのでとりあえず使って見るには良いかなと!
36枚撮れるフィルムになります。
フィルムを入れる蓋を開ける
底の左側に裏ぶたを開けるレバーがあるので、コレを下の方に引きます。
引いたらすぐに開いてしまうのでフィルムを入れた後は全て撮りおわるまでは絶対に触らないように注意してください。
感光して写真の色が変になってしまったり消えてしまったりします。
パカッと開くので、ここの左側にフィルムを入れます。
フィルムの出っ張ってる部分が下になる向きで、上の出っ張りを穴に入れてストンと入れる感じで簡単に収まります。
フィルムのセット
フィルムの端を引っ張り出して右側の部分まで持っていきます。
右側にはスリットがたくさんある部品があるので、どこでも良いので入れやすい角度の部分にフィルムの先を奥まで入れます。
フィルムの先をスリットの奥まで入れたら次は巻き上げレバーをゆっくり逆時計回りに回るようにレバーを動かします。
巻き上げレバーを動かしながらフィルムの上下にある穴に、写真の部分のでっぱりがちょうど収まるように調整しながら巻き上げレバーを動かして一度一番奥までレバーを動かします。
写真が撮れるようにする準備
一度レバーを最後まで動かしたら蓋を閉じて、今度は上部の左側にある巻き戻しクランクを使います。
巻き戻しクランクのハンドルを起こして時計回りに回して、中にセットしたフィルムのたるみを張る感じで軽く回します。
その後は、巻き上げレバーを回す→シャッターを押す。
これを数回繰り返して、右上の方にあるフィルムカウンターを初期状態の「S」から「1」になるまでレバー、シャッターを繰り返します。
シャッターボタンは結構奥まで押し込まないと反応しないので注意です。
少しづつメモリが動いて「1」まで行った状態です。
写真を撮るごとにカウントされていくので入れたフィルムが24枚撮りか36枚撮りかを覚えておき、あと何枚撮れるかの目安にします。
最後にフィルム感度の設定です。
フィルムには大体「100」「200」「400」「800」などの数字が書かれており、それはISO感度を示しているのでそのフィルムに書かれている数字にカメラの方も合わせます。
このカメラの場合はASAと書かれている方の窓に数字を合わせるので、ダイヤルの外枠を上に持ち上げくるくる回すと数字を変えられます。
一緒にDINと書かれた窓の数字も変わっていきますが、こちらもフィルム感度の別規格の数値ですので特に気にしなくて問題ありません。
DINはドイツ規格とのことですので、この表記のフィルムを使用することがある場合は、こっちの窓を使ってフィルム感度の設定を行ってください。
ここまで終わったら、後はもう外に行って撮影するだけになります。
デジカメと違って準備がたくさんあって大変ですし、撮るときも外に合わせてシャッタースピードをダイヤルで調整、F値はレンズのダイヤルで調整、ピントもレンズのフォーカスリングでファインダーを覗いて調整と手間はありますが、それが楽しいフィルムカメラでした。
このカメラは電源ONにすると露出メーターがファインダー内に表示されるので、適正露光にするという点は目安があるので分かりやすく初めて使っても普通に写真は取れたのでわかりやすいカメラで良かったです。
撮影がおわったら
フィルムの巻き上げレバーが動かなくなったら全部撮影が終わった状態ですので、フィルムを取り出して現像してやっと撮った写真が見られるようになります。
底面の左側に小さいボタンがあるのでコレを押すとフィルムを巻き戻せる状態になりますので、ボタンを押した後、またひっくり返して上部左側にある巻き戻しクランクを時計回りにクルクルクルクル回すとフィルムがどんどん巻き戻っていきます。
スルッと急に軽くなるところまで回し続けて軽くなった後も数回まわして裏ぶたを開けフィルムを取り出します。
取り出したフィルムは写真屋さんで現像・プリントをしてもらえば写真が見られますが、デジカメと違いフィルムを光があたっても平気なネガの状態にするのに現像代、撮れた写真を紙にプリントするため1枚毎にプリント代がかかるので結構お金がかかります。
フィルム自体にもお金がかかるので気軽に遊ぶことは出来ないのが難点……ですね。
全振終わるまでうまく撮れてるかも分からず、それがフィルムカメラで楽しむ醍醐味ではあるのだと思います。
撮れた写真
フィルム:フジカラー SUPERIA PREMIUM 400
フィルムカメラ初心者の私はカメラと一緒にもらったフィルムをそのまま入れて使ったのですが、フィルムには使用期限というものがあるので、期限が切れたものはまともに撮影ができない可能性があるので気をつけてください。
多少の期限切れとかならばさほど問題もないでしょうし、変色していても味になる場合もありますが、現像代を出した後に撮れてなかったら悲しいです。
わたしは期限があることすら知らなかったので、ずっと押し入れの奥に眠っていたとはいえ期限切れ20年ぐらいのフィルムで撮ったものになります。
カメラの方もちゃんと動いてるのか分からなかったので撮れてて良かったです。
下3枚は陽も落ちて結構暗くなってからの写真でしたが、レンズがF1.4ということもあってか、思いのほか明るく撮れていて良かったです。
プリントして貰った写真を家でスキャンしましたが、写真屋さんでデータ渡しのサービスもあるので、それだともっと綺麗に余計な余白も出ずに良いかもですね。
この日に撮った全部の写真はこちら。↓↓
ちらちら写っているハンドストラップの作り方はこちら。↓↓