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STRiDA(ストライダ) 18インチへホイール交換【画像解説付き】

※この記事の写真を無断使用し手渡しのみで販売してるのが発見されました。

このストライダの出品は行なっておらず、先述の販売は詐欺の可能性が非常に高いのでご注意ください。

 

ストライダLTを18インチホイールに交換しましたのでその備忘録となります。

16インチではひ弱な私でも結構ペダルが空回りする速度になることが多々あり、ポタリングで16と18インチが混ざって走る場合はペダルを回す回数が結構違うことにも気付かされ……。
やはり楽に走りたいなと交換してしまいました。
見た目もLTのプラのキャストホイールよりスポークホイールのほうが好みですし!

 

必要な工具の一覧

・六角レンチ 4、5
・トルクスレンチ T25
・プラスドライバー
・4爪 フリーホイールリムーバー FR-6
インパクトレンチ、もしくはパイプなど

 

専用工具について

4爪のフリーホイールリムーバーが必要になります。
パークツールの4ノッチ BMX/シングル用 FR-6を使用しましたが、回す部分に適合するソケットも結構大きい1インチサイズのソケットになるので持っていない方は事前に用意が必要です。

1インチ ソケット、フリーホイールリムーバーFR-6

1インチ ソケット、フリーホイールリムーバーFR-6

また、この工具を使用するリアプーリーの脱着ですが、カナリきつく止まっている部分になりますので人力で行う場合はラチェット等の持ち手にパイプを使うなどして力を伝えやすくする必要があるとのことです。
この場合は工具が斜めに入ったりなどしていると舐めてしまう可能性もございますので気をつけてください。

私はインパクトレンチで一気に緩めて、締めるのもインパクトで行ってしまいましたが、スポークが緩んだり歪んだり……の可能性もあるようなのですので自己責任で。
ただ、ストライダLTは16インチのプラスチックで出来たキャストホイールですので外す際は関係ないんじゃ無いかなと私は思います。
締め付けトルクについては後述もいたしますが、何処にも記載がありません(笑)

ストライダの説明書、ホイールについてくる説明書、何処にも書いていないので感覚……で対応です。

 

 

大まかな手順

前後どちらからでも問題ありませんが私は後ろからやったので、その順番で記載します。

1、BB下のスタンドの所のボルトを緩める。
2、リアキャリパーを外す。
3、フロントプーリー付近でベルトを外側に引っ張りつつクランクを回して、プーリーからベルトを外す。
4、リアホイール、アクスルのボルトを緩めて外す。この時、ワッシャーなどが色々あるのでそのまま抜いて順番をバラバラにしないように注意。
5、フリーホイールリムーバーを使用してリアプーリーとディスクローターを外し、新しいホイールに移植。
6、ホイール、キャリパーを逆の手順で戻す。
7、フロントキャリパーを外す。
8、フロントホイール、アクスルのボルトを緩めて外す。この時、ワッシャーなどが色々あるのでそのまま抜いて順番をバラバラにしないように注意。
9、六角レンチでディスクローターを外し、新しいホイールに移植。
10、ホイール、キャリパーを逆の手順で戻す。
11、ブレーキを調整して完成。

 

1、BB下のスタンド部分のボルトを外す。

行わなくても次の工程に進める場合がありますが、ベルトのテンションを緩めるために行います。

BB下、スタンドボルト

BB下、スタンドボルト

最後に組み立てる際も、ココでベルトのテンションを調整して締め込みますので、外す前に張り具合の感覚を覚えておくと良いと思います。

 

2、キャリパーを外す(前後同様)

2つのボルトで止められていますのでそれを外すだけでキャリパーの取り外しが出来ます。
フレームとキャリパーの間にワッシャーとスペーサーが入っていますが、外側からでは見えないので外す際にポロっと落ちてくる場合がありますので無くさないように気をつけましょう。

キャリパー裏側のスペーサー

キャリパー裏側のスペーサー

ワッシャーの方は適当なもので替えが効きますが、スペーサーはキャリパーの形に合わせて作られていますので部品を取り寄せないとダメになってしまいます。

 

3、フロントプーリーからベルトを外す

簡単に言うと力技的な?

ベルトが十分に緩んでいれば特に気にすることなく外せると思いますが、そうでない場合はベルトを外側に引っ張りつつクランクを回し、爪の外側に一部が出れば自然とプーリーからベルトが外れると思います。

 

4、リアホイール中心のボルトを外す

もうそのままです。
片持ちホイールなのでアクスルのボルトが止まっているだけですので中心を緩めて外します。

ホイールのアクスルボルト

ホイールのアクスルボルト

外したボルトにはワッシャーなどが色々ついてきますが順番が決まっているので外した時のまま残しておく方がよいとおもいます。
洗浄などを行うためにバラバラにするようでしたら説明書を読むか順番を写真に撮るなどして組み込む際に間違わないようにして下さい。

 

5、リアプーリーとディスクローターを外す

日本国内用の18インチホイールセットはタイヤとチューブは組み込まれてついてきますがプーリーとブレーキのディスクローターは付いてきません。
このため元々ついていたものを外して移植する必要がありますが、ここで専用ツールなどを使用します。

プーリーとブレーキローターの移植

プーリーとブレーキローターの移植

取り外して新しいホイールにそのまま移植です。

ブレーキローターにも向きがありますので気をつけて下さい。
ローター単体でみても裏表は分からないので、心配な場合はもともとの状態を写真に撮ったほうが良いと思います。

リア側のブレーキローターは特に何かで止まっているわけではなく、プーリーで挟んで止めているだけになります。
フロントはトルクスのボルトで止まっていますが、このためホイールの形状が違うので前後間違えることもありません。

 

6、逆の手順でもどします

16→18インチへ変更した場合はフェンダーがそのままでは使用できませんので、新しく18インチ用を用意するか、フェンダーレスにするかを選択する必要があります。

フェンダーを付ける場合はついている真鍮スペーサーなどをそのまま利用して取り付けますが、フェンダーレスの場合は紛失する可能性なども考えて外しておいたほうが良いと思います。

フェンダーの真鍮スペーサー、ネジ

フェンダーの真鍮スペーサー、ネジ

スペーサーは取り外しますが、ネジは止めておいたほうが良いと思います。
外したままですとネジ穴が空いたままになりますので雨水などが侵入してしまいやすくなります。

フロントに関してはリアとほぼ同様で、5の項目が無いだけになります。
最後にブレーキの調整だけ念入りに行いホイールの交換は終了です。

ストライダLT、F16インチ、R18インチ

ストライダLT、F16インチ、R18インチ

リアキャリアなどがプラやアルミという差がありますが、LTは比較的安く売られていることが多いので、色や他のパーツが気にならないようでしたら、16インチと18インチのストライダで悩まれた際は、16インチを購入後に18インチのホイールASSYを購入して交換するほうが、工賃や工具を揃えたとしても安いと思われます。(※2019.7月現在、購入店などにもよる)

[rakuten:cyclemall:10045961:detail]

 

 

注意した方が良さそうな所

簡単な作りのわりにホイール周りは部品数がそこそこ多いので順番を間違えないようにする点。
外で作業を行う場合はキャリパーのスペーサーを紛失しないようにする点。
ブレーキローターの向き、スタンドのボルトの締め忘れ。

このあたりを注意すれば問題ないかと思われます。

 

 

交換後の感想

とにかく速度を感じるようになりました。
16インチで頑張って走ったぐらいの速度が普通に出ていると思います。
ASSYのタイヤは細いスリックタイヤのシュワルベ コジャックがついていますので、足に伝わる抵抗もだいぶ軽減されて走りやすい印象です。

ホイールサイズ比較 /手前16インチ・奥18インチ

ホイールサイズ比較 /手前16インチ・奥18インチ

輪行関係ですと、ホイールが大きくなったので純正のバッグに入れる際に上手く入っていないとファスナーがパツパツで閉められないといった状況になりやすいです。
キャリアをシートにぴったり付けてからバッグに入れるとスムーズに入れられると思います。
バッグに入れ終わったら肩にかけて運ぶと思いますが重いですね……。

トータルとしては、私のストライダは△の底辺が黒色なので下側がすべて黒に統一され、好みの見た目になった上に走りやすくなったので大満足な結果です。