表題の通り、ブロンプトンのキャリアブロックをストライダに取り付けしましたのでその記録です。
まず、ブロンプトン(BROMPTON)キャリアブロックとは何ぞとなると思いますが、フロント側についているバッグなどを止めるアダプターになります。
写真を用意できればよいのですがブロンプトンを持っていないので用意できなくて……。
車体側にオス、バック側にメスのアダプタがそれぞれついて、カバンを簡単に脱着できるものになります。
似たようなものでリクセンカウルというところの物もありますが、こっちは車体側への取り付けに難儀しそうだったのと、つけてる人が多かったので除外です。
鞄側につけるアダプタはリクセンカウルの方が目立たないとは思います。
何よりAliで買ったら、ブロックとアダプタで2,500円ほどで買えて安かった!
どう取り付けるか
最初はサドル下のプラスチックの所に取り付けようと思っていました。
ここなら加工して失敗しや、元に戻したいと思った場合も後から補修部品も買いやすい位置になりますし、元々付いているキャリアとも併用できそうな位置だったので。
それで届いた物でボルトの穴を回避しながら取り付けようとしたら、アダプタが入らないんですよね……。
もうアダプタをバッグにつけちゃったら絶対無理なの確定なので、いきなり予定が頓挫しました。
結局タイヤの近くのフレームにつけるしかないことが分かりました。
少し考えれば届く前にわかることではあったのですが……。
この時点ではキャリア併用ってことを忘れてて、いかに綺麗に余計なものが見えないように取り付けるかが課題になってます。
1、別途でクランプさせるステーを使って固定。
これはクランプさせる部品が見えてしまうので避けたい選択。
部品代もかかりますし、畳むときの不具合などか懸念されます。
2、サドル下のプラの中からステーを伸ばして連結。
実測するとステーを通せる場所が厚1.5mmぐらいが限度っぽいので強度の問題あり。
段差で差などでパタンパタンした場合、ステーの曲げ疲労で折れる可能性とバッグの重さで抜け落ちる心配。
3、穴開けてタップ切ってボルト留め
現状復帰不可になってしまいますが見た目と強度は1番と思われる。
タップを持っていないので、タップを別途用意する必要とフレーム中心に垂直に下穴を空ける技術力が問題……。
いろいろ考えた結果、今回は失敗しても1番リスクのない2番の方法で取り付けます!
ちょうど必要なものが全て家に揃っていたのも大きいです。
ステーを通す場所も結構考えまして、汎用ステーの元々空いている穴の位置や強度とかを加味して上の写真の位置にステーを這わせてブロックはサドル下のプラにほぼ密着というようにします。
金属のステーも目立たず、わたしのサドルの高さですとフレームが曲がり始める直前に収まるといった位置関係になります。
キャリアブロック側の加工
まずは上からステーが降りてくるので、それを通すための穴あけ加工です。
内部にはボルト留めするために仕切りがあるのですが、それの内部ギリギリのところに穴あけします。
強度を持たせるために付属で2mm程の金属プレートが有りましたので、それを含めての厚みで穴を開けています。
ペンで目印をつけてドリルで穴を連続で開けた後、リューターで整形です。
ステー金具の加工
汎用ステーでぴったりのものはないと思うので、大雑把に目印をつけてグラインダーで切断し、角もそのままですと尖って危ないので荒削りしたのちバリを取りながらヤスリで滑らかに。
元々の穴は4mmのステーになりますが、キャリアブロックで使うボルトは5mmですのでバッファを持たせて5.5mmに拡張してます。
そして現物合わせで削る場所を確認するために仮組み。
て前に先ほど加工した汎用ステーで、その裏に付属してきた金属プレート、そしてキャリアブロックとなっています。
裏側はナット止め。
本来フレームの出っ張りが入るこの隙間に5mmのナットがぴったり収まるのでそのままでガッチリとボルト留めが出来ています。
最終的にこの部分は星型ワッシャーとネジロックを使用して固定しましたので、この部分が緩むことは少ないと思います。
車体側の加工
車体側と言ってもフレームではなくサドル部分のプラパーツなのでわりと気軽にできます。
外から見える部分は少しだけですし下側なので失敗しても目立つことはないでしょう。
この部分の部品、なんていう名前なのかな……。
先ほど仮組みをしたブロックをあてがって、ステーの通るラインに印をつけます。
油性ペンでも養生テープでも良いのですが、横向きの部分は1mmもずれないようにしたい所です。
多めに削ってしまった場合、取り付け後にキャリアブロックがガタガタする原因になります。
わたしの工具ですと横向きを削るのに、目的の部分だけ削ることが刃が当たってしまい難しかったので1箇所余計なところも削ってます。
見えない位置だから良いかなって。
切る深さも15mm幅のステーが入るので8mm切りたいですが結構ギリギリなので削りすぎないように気をつけてください。
深さが足りないと組んだ時に広がって不格好格好になりました。
その時はめんどくさいですがまた外して削る作業に。
仮組みと調整
わりと一発で良い感じに出来てます。
ライトを当てて横から見てもステーが少しだけ見えるだけで黒いステーなのでほぼ目立たず。
車体に組み付けてみると少し開いていて不格好でしたので、一度外して削り足りない部分を深く削って調整してます。
ステーはこのような位置で入っているので重さで曲がっているところが伸びてしまわない限りは抜けないはずですし、万が一伸びてしまってもすぐに落下ということは無いと思われます。
キャリア用の穴をうまいこと何かに使いたいですね。
一応開くとこんな感じ。
曲がった先もフレーム近くギリギリまであります。
キャリアについて
ここまで作って思い出しましたが、元々のキャリアと併用するつもりだったんですよね。
ここまでガッチリとキャリアブロックを固定した今、簡単に脱着ができるわけでもなく……。
どうしようってなった結果がこれ。
とりあえずキャリアつきました!
カーくん乗せたら少し沈みましたので重いのは無理です!
アダプターもとりあえずはタイラップ。
アルミキャリアをいただいた時に絶対に2度と使うことのない自信でプラのキャリアを捨ててしまいましたが、今そのプラキャリアがめちゃくちゃ欲しい!
プラとプラなら溶着が容易ですので綺麗につけられそう。
ただ折りたたみはもちろん無理ですし、後ろのキャリアブロック分伸びているので不格好ですねw
うっかり畳もうとして曲げてしまっても困るので外してます。
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キャリアを外した弊害
畳んで横にした時に自立しない。
今まではタイヤとキャリアの平面で3点で支えてましたが、タイヤとサドルの2点だけになっちゃいましたからね……。
しかも、この置き方を外でやったら革サドルが傷だらけになってしまいそうです。
こっちの向きなら自立するんですけれど、今度はフレームが傷だらけになる見込み。
バッグに入れるとこの向きにはならないですしね!
あとはキャリアにリフレクターが付いていたので外した事によって無くなってしまいました。
テールライトはついていますが点滅なのでリフレクターは必須と取り付け場所悩みました。
接着面が少ししか無いので気づいたら取れて無くなっていそうですけれど、とりあえずこのリリースレバーの位置にぺたり。
以上が、「BROMPTON(ブロンプトン)のキャリアブロックを、STRiDA(ストライダ)につけてみた。」
でしたー。
まだバッグが届いてないので実走行レビューは別の機会に。
また、ブロンプトン純正バッグは持っていないので、この位置で取り付けられるかは分かりません。
アダプタを使って自分で好きなバッグを使うの前提となります。