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【DIY】三脚を使ってテーブルを作ってみた

Twitterをみていると三脚でテーブルを作ったり作ろうとしている人が何人か居たので気になっていたのですが、ベッドサイドに置く小さいテーブルが欲しいなと思っていた事もあり作ってみました。

私が作ってみたものそのものと、作るにあたって何個か浮かんだ作り方の候補も残しておこうと思います。

必要になるもの

まずは作るにあたって必要になる素材なります。
作ろうとしているものがテーブル部分と三脚部分を脱着できるタイプのものを想定しているのでその分の部品が多くなっています。

三脚

自分がテーブルとして使いたい高さまであるもの、ある程度の耐荷重が最低限必要にはなりますが、基本的にどのような三脚でも問題ありません。
キャンプなどで使用する場合は持ち運びやすさや重量、三脚自体の価格なども考えて自分にあったものを選ぶようになります。

私はベッドサイドにお茶を入れたコップを置きたいという使用用途を考えていたので、Manfrotto(マンフロット)のミニ三脚を使っています。
テーブルの面の高さが16cm程になります。

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用

Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B カメラ用

  • 発売日: 2013/07/11
  • メディア: エレクトロニクス
 

アルカスイス互換 クランプ&プレート

簡単にテーブル部分と三脚を分離させるために使う部品になります。
水平器もついているので地面の状況に合わせて水平を確認することも出来ますし、そんなに高額なものではないので便利です。
私の使用したものは素材がアルミ製となりますが重さもそんなになく安心の強度でした。

これを使用することで脱着が容易なので三脚として使用する際も一瞬でできたり、屋外で使用する際に持ち運ぶ時の省スペース化、設営の容易さは重要ですね!

 

テーブル面

三脚テーブルのメイン部分になります。
これは使いたいサイズや三脚自体の強度などもあると思うので好みになると思いますが、私はホームセンターに置いてあった竹製のおぼんを使用しました。

直径25cmほどで三脚自体のサイズにも合っていますし、竹製なので加工もしやすくサイドが上に反り返っているため、万が一コップの中身をこぼした場合も滴りにくいかなといった利点がありました。
MDFボードや有孔ボード、丈夫さを求めるのならアルミやステンの板などが加工と入手のしやすさとしては使いやすい素材かなと思います。

 

細かいその他の素材

アルカスイス互換のクランプにはW1/4サイズのボルトが付属していますが、本来カメラに止めるもののため短いボルトが付いています。
このためテーブルとして使用する場合、テーブル部分の素材の厚みが必要になるため、10mm+素材の厚みほどの1/4のボルトとナットが別途必要になります。
入手しやすいミリサイズですと、6mmがちょうどよいですがプレートによっては穴より若干太いのでプレートに穴拡張の加工が必要となり、5mmだとそのまま使えるけれど少しガタツキがあるという太さです。

テーブル面を厚みのある素材(MDF板等)で使用する場合は、裏側に鬼目ナットを使用することで10mmぐらいのボルトで使用できるかと思います。
今回私の使用したものは家にあったもので対応しているのですが、素材の厚みが5mmぐらいでしたので15mmほどのW1/4の皿ボルトとナットににベースプレートを使用しています。

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天板の加工

まずはテーブルのメインとなる天板の加工から。
使用する素材によって変わってくると思いますが、基本は素材の中心に6.5mmほどの穴を開け、アルカスイス互換のプレートを止められるようにするという作業になります。
鬼目ナットを使用して表面を平らにして使いたい方は使用する鬼目ナット用の下穴を貫通しないように気をつけて開けるといった感じですね。

四角いものの中心は対角線を引けば簡単に調べられますが、素材の外側が丸いおぼんとかの場合、もともと丸いものの中心を探すということは普段しないと思うので調べたかを書いておきます。
いくつかありますが簡単な方法で。

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どこでも良いので鉛筆などの後から消せるもので縁と縁を結んだ線を1本線を引きます。
この線と平行に、同じ長さの縁と縁を結んだ線をもう1本引きます。
並行の線を引く必要があるので1本目は素材の直径の6〜7割ぐらいで切りの良い長さだとわかりやすいと思います。

並行の線が引けたら縁から縁へと対角線に×の形に線を引き、その交わった部分がその素材の中心となり、大体裏側の中心にはタグのシールが貼られていると思うので、交わる部分にだけ線を引けば問題ありません。
中心が決まったら不要な部分は消しておきましょう。

6.5mmの穴になるので、3mmぐらいの穴を一度空けてから6.5mmで失敗なく行けると思います。
穴が空いたら止めるのに使うボルトを通してみて問題なければ加工終了です。

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私は皿型のボルトを使用しているのでベースのプレートを挟んで裏側でボルト止めしています。
反対に裏側から通常のボルトを差し込んで表側は袋ナットにするでも良いと思いますが、その場合は平ワッシャーを挟むほうが素材も割れにくくなり良いと思います。
ワッシャーを挟む場合はボルトの長さもワッシャーの厚み分考慮してください。

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プレートの高さから少しでもはみ出していると取り付けが上手くできなくなるので、はみ出している場合はボルトをグライダーなどで削り落とすなどして現物合わせで長さの加工をしてください。
見た目が許容できるのであればワッシャーを使用して調整することでも対応できます。

今回1mm程ボルトが長かったのでグラインダーで削り落としています。
削り落とす際は加工前にナットを一番奥まで入れた状態で加工しないと、削った際にネジ山が崩れるので止められなくなってしまうので注意してください。
ナットが予め入っている場合、そのナットを外すことによってネジ山を無理やり調整することが可能です。


プレートの加工

今回私は行っておりませんがプレートが必要になる場合の事を少々。

・もともとついているボルトが外れない 
私のものも外れないと思ったのですがプレートのスリットの一部だけ少し穴が広くなっており、そこでネジを回せば付属のボルトを外すことが出来たので試してみてください。
それでもはずれない場合は、スリットの中では移動できるようでしたら左右のどちらかに寄せてドリルで穴を拡張。
この際中心を拡張すれば少し太めのボルトをど真ん中で止められるようになります。

ネジの場所が固定されている場合はグラインダーなどで頭を吹き飛ばせば外れるでしょうが、バイスで固定する必要があったりギリギリをグラインダーで削ることで傷が付いてしまうと思われます。

完成品

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耐荷重1kgの三脚になりますが500mlほど入れたコップを置いても抜群の安定感です。
2つ置いてしまうとアルカスイスのプレートの重さ、おぼん本体の重さを考えると1kgを超えてしまいますが載せているものがカメラのような高価なものでも無いので、倒れてしまったとしてもさほど気にならないかなと。
自由雲台なので屋外で使用する場合も天板を水平に出来るのは良いですね。

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アルカスイス互換プレートなので別の三脚で使用することも可能。
椅子に座って丁度いい高さにするなど、状況に合わせて三脚を替えることで高さの調整ができるのは普通に売ってるテーブルでは出来ない利点ですね。
こっちの三脚だと天板で130cmぐらいまで高く出来るので使うことはないと思いますが脚立の上で長いこと作業するときとかに飲み物を横においておく等の使い方ができるかもしれません。

以上が三脚を使ったテーブルの簡単な作り方でした!
すべて1から揃えると三脚、プレート、おぼん、ボルトなどで4,000円ぐらいの材料費となってしまいますが三脚としても使用できるので良いかなと思います!

Manfrotto トラベル三脚 Element スモール アルミ 5段 レッド MKELES5RD-BH

Manfrotto トラベル三脚 Element スモール アルミ 5段 レッド MKELES5RD-BH

  • 発売日: 2018/03/20
  • メディア: エレクトロニクス